イギリス(2008/5/31-6/7)

 イギリスの保育事情は伝統的に「保育は家庭で行われるべき」との考えが強いため一般的就労家庭では、親類や友人による保育やチャイルドマインダーと呼ばれる家庭保育員に依存していた。1997年「児童ケアー」法が施行され保育園数の倍増や新しい児童福祉サービス(タックスクレジットなど)が導入2007年「児童 学校 家庭省」の設置「児童ケアー」法を改良した。「チルドレンプラン」が実施されている。
 保育システムと主なサービス
 イギリスでは就学前の3歳、4歳児は、1日2時間半週5日の範囲内で行政に登録されている施設での教育は無料となっている。時間を越える保育については、保護者がかかる費用を支払う。一定の時間以上を保護者が働いている場合、所得に応じて税金が控除される。
 シュアスタートチルドレンセンタ
 一人親など社会的に弱い立場に置かれている家庭を支援する。①3,4歳児に対する無料の幼児教育②良質な保育サービス③特に恵まれていない地域において実施される地域プログラムの実施
 チヤイルドマインダー
 0歳から12歳までの幅広いこどもを対象に保護者の希望する時間に合わせて、少人数制の保育を基本としている。チャイルドマインダーの自宅や訪問先の自宅で子どもの個性や特徴に応じた保育が行われる。保育園、幼稚園の不足しているイギリスでは需要が高く7割を占めている。
 プレスクール
 短時間保育(約3時間)保護者が運営。一時的に利用。
 保育園 幼稚園
 保育についての知識を習得したスッタフが、6ヶ月から5歳までのケアーをしている。公立が非常に少ない、大半が私立。費用が高い。
 以上は資料によるこのことをふまえ保育現場を視察。

1日目  中部国際空港からフィンランド航空にて空路ヘルシンキへ(所要時間10時間10分)着後、乗り継ぎ、空路ロンドン(所要時間3時間10分)
2日目  コッツウォルズ地方 はちみつ色の家が建ち並ぶ「世界で最も美しい村々」、萱葺屋根にきれいな草花で彩られた家々が建ち並ぶ「おとぎの国」といった感じで、この家の中にはどんな人が住んでいるのだろうと思った。ストラットフォード・アポン・エイウォオン シェイクスピアの故郷に行った。1570年代の建物で当時の衣服をきたガイドが説明をしてくれた。庭はきれいなバラや花が咲き、物語の中にいるような感じがした。
3日目  ウィンザー城 1917以来現在に至る英国の王室
 王室の居住で衛兵の交代時間になると赤い服、黒い帽子の兵隊が整然と行進をする。
 オックスフォード 歴史と伝統のあるカレッジが点在する学園都市創設1264年最も古い「マートン・カレッジ」日本の皇太子殿下の留学でも注目を集めた。「クライスト・チャーチ」オックスフォードで最大の規模のカレッジ「不思議なアリス」の作者ルイス・キャロルや歴代16名もの英国首相を輩出している。運転手のマーチンさんのお勧め高台から見るコッツウォルズは絵画のようでした。
4日目 ジムさんとGrandpont Nursery School
 グランドポート行政管轄
         3~5才 教育→1日2時間半→保育
                                                   (デーケアー)
                     無料     有料
 親のニーズによって8時~5時半まで保育可(アットホームな雰囲気で子どもと大人人間関係を大切にしている。親代わり)
 

日程
幼稚園  
デーケアー
 9:00 登園 1才~3才  
10:00 チェック  8:00 朝食
      自由遊び      チェック  
10:30 かたづけ 10:00 遊び
      5グループ 11:00 昼食
11:00
      グループ活動
興味 刺激 遊び、課題 5:00 夕食(必要ならば)
12:00 ランチ

 

チャイルド マインダー チルドレン センター
0才~1才 5才以下 何時でも親子でこれる
親のニーズによってマインダーの自宅又は訪問先自宅 子育て相談。健康相談
発達相談等 ヘルスビヂィターが 常勤
無料

午後 Kidsunlimited Nurseries
 オックスフォードに数あるカレッジが運営に携わっている保育園。子どもたちの心身の発達のためにヨガやベビーマッサージを取り入れている。
 4部屋 0才~1才 1才~2才 3才~4才 4才~5才
 0才~1才の場合「ミルク」「両手でニギニギ」等サインを出す。保育士、親、子どもが一緒のサインで知らせる。次に言葉をつけていく。ヨガ、体操で心身の発達をそくしていく。
 開所時間8時~6時 幼稚園の2時間半は無料、保育の部分は有料。
 入園が難しく、妊娠がわっかたら予約をしなければならない。
 キーワーカーが各クラス1人いて、一人ひとりの保育目標をたて、それらを他の先生と話し合い個人がどこまでできたか問題点を話し合う。
○なるべく2才~3才に独立心を身につけさせたい。自分の欲求をどんな形でもよいので知らせることを指導している。
 私も保育の中で2歳児を重要視しています。自我の目覚めができ「自分でしたい」「知りたい」人生のなかで一番吸収がはやい時期だと思う。

5日目  前田学園 アクトン幼稚園
 ロンドン市内にある日系の幼稚園
 園舎の周りに広い芝生の運動場や大樹が茂っている。面積8千坪。の内サッカー場3面テニスコートがある。近所には日本人学校、日系レストランがある。1993年開園。
 2才~3才児   10人 年少児   24人 年中児   24人 年長児   27人
 大切にしている課題
 1、日本語の正しい理解     (帰国後、スムーズに適応できるように)
 2、遊び  自由遊び  課題あそび   (主体性をもった遊び)
 3、日本の四季  幼稚園行事      (日本の四季折々の行事を行う)
 4、基本的生活習慣  守るべき礼儀作法
   年長児は英語を週2回正しい発音とアクセントを学ぶ
   体育は専任指導者による鉄棒、トランボリン、サッカー等
 給食 和食中心給食(火、木、金)おべんとう(月、水)
 職員の資格 日本の幼稚園教諭及び保育士資格をもった日本人の先生(最近では4大卒でないとなかなか就労ビザ取れない。)
 図書室  二カ国語絵本を取り揃えている。

午後  ロンドン市内見学
  一日フリー乗車券を購入し2階建てロンドンバスに乗ったり、地下鉄を乗ったりし、英国王室の教会ウェストミンスター寺院 ビッグベン、国会議事堂を見学バッキンガム宮殿を見学 テレビで見ているよりもっと美しく大きい宮殿でした。

6日目 The Chelsea Open Air Nursery
  ロンドンの一般的な保育園 グランド ポート行政府管轄
 1928年開園 スーザン アイザック(教育者、心理学者)モンテッソーリをはじめピアジュ、フロイドを基にした教育。教育学、心理学の本を数多く書いていて今でも役立っている。子どもの観察「どんな心理があるか」また、社会で子どもはどのように学ぶか。
 死、コンプレックス、セックス等質問にたいしても答えれるようにしている。
 貧困家庭、外国の難民、戦争難民も受け入れているため60人の園児の中に26カ国から入所している。人種、言葉、社会、経済も異なる。そのため人形で手話を教えている。
 0~3才 チャイルド マインダー
 3~5才保育園  9時~3時間半 幼稚園     8時~6時 保育園
 個人成長発達記録が製作してあり(写真入)誰が担任しても個人の発達状況がわかる。
 7月2日に80周年を行う。

(研修報告書から抜粋)

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